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さすがは神話の里・“とがくし”づくし

これぞ戸隠の花
世界的に珍しい“とがくししょうま” (メギ科) という植物があります。春から初夏に咲く花は眼わみはるほどの美しさ。頭に戸隠とついてますが、戸隠だけにあるのではなく、近くの黒姫、妙高にもあります。ではなぜ戸隠とつけたのでしょう。
戸隠高原ではじめて発見されたからです。この植物は一名破門草という変った名前もついています。
そういえば“とがくし” と地名が頭につく植物が沢山あります。とがくしでんた、とがくしいわいんちん、とがくしおとぎり、とがくしなずな、とがくしたんぽぽ、とがくしぎく。
こんなに沢山地名のついた植物は、ほかには無いんじゃないかな。

ここを東京と号す
「天武天皇白鵬年間、三野王・小錦下采女臣筑り(四冠、りっしんべん、隹)奉頼命、信濃国に都の地を定む、依而此地を東京と号す」ーーーこんな文書が残っています。今から一三〇〇年も前の話。今の東京が誕生するずっと昔に、信濃の山奥に東京はすでにあったわけです。しかも ”都“ というのだから大変です。
東京は今もあります。ただしちょっと待って下さいよ。これは “とうきょう” ではなく “ひがしきょう” と読むんです。
いずれにしても都がくるというので大騒ぎになりました。一番騒ぎだしたのはこの地に住む鬼どもです。「都なんかもってこられちゃ第一自然破壊だ。俺たちの居場所がなくなっちゃう」
これは大変とばかり一夜で山を築いて、防戦体勢をとりました。これが鬼無里の “一夜山“ です。

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